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Column


目標設定

2012.10.16

10月14日(日)に淡路島を自転車で1周するイベントにトライスロン仲間8人で参加してきました。

全員初めての参加ということと、事前の情報収集が不十分で、最初はとにかくのんびり楽しみながらサイクリングする程度のイベントかと思っていましたが、蓋を開けてみれば結構厳しいタイム設定のイベントでした(私たちにとっては)。スタートから100kmぐらいのエイド(中継ポイント)で時間切れでリタイアを余儀なくされてしまいまい、ほんとに悔しかったです。
もちろんリタイアは自分自身のトレーニング不足というのが一番の原因ですが、トレーニング不足が故に距離と制限時間と自分の走行スピードのバランスもイメージがつかず、また何度かある峠越えの苦しさもイメージがないままスタートしてしまってました。要するに「完走」という目標設定に対してどう自分をコントロールすればいいかが全く分かっていなかったんです。

ただ、これだけで終わっていたら不甲斐なさだけが残っていたと思いますが、私はスポーツなどで目標設定するときは基本的に2つの目標を立てます。毎年参加しているトライアスロンの大会でもそうですけど、今回のツーリングでも1つはもちろん「完走」という目標、もう1つは「絶対に歩かないこと」でした。「完走」の目標はもろくも不達に終わってしまいましたが、「絶対に歩かないこと」はなんとか達成できました。
前半に難所の峠が5か所ぐらいあり、普段坂道でのトレーニングなどしていない私としては何度も足を降ろしたくなりましたし、3つ目の峠あたりからは周りを見てもほとんどの人が歩いて登っている状況だったので、いつ心が折れてもおかしくなかったんですが、途中から「完走」が怪しいということが薄々とわかっていたので、なんとかもう1つの目標ぐらいはクリアしようと死にもの狂いでペダルをこぎ続けました。

ある意味目標を2つ設定して逃げ道を作ってはいたわけですが、1つだけでも達成できたことはせめてもの救いです。

「来年も参加して完走する」という目標設定は長期的で自分のコントロールが難しいですが、しばらく心と体を休めてから前向きに考えたいと思います。

日本国ハワイ州

2012.9.28

先日友人の結婚式がありハワイへ旅行してきました。
幸い毎日天候にも恵まれ、海のレジャーやゴルフ、食事、買い物、楽しめることはおよそ堪能してきました。
タイトルの「日本国ハワイ州」という表現はもちろん冗談ですが、そう表現したくなるほど日本人観光客が多いんですね。もともとハワイには日系の移民も多く、日本との関係は深いものが生まれる土壌はあるんだろうと思いますが、ここまで日本人が大挙して訪れる理由はどこにあるんでしょうか。

日本は海に囲まれ全国どこに行っても海はありますが、残念ながら四季があるので海を楽しめるのは基本的に夏に限定されています。沖縄にも世界有数のきれいな海がありますが、沖縄といえども冬は海を楽しめるような気候じゃありません。また日本は基本的に物価が高いので旅行先でより低い物価で買い物ができるとすればありがたいですね。さらに日本人の気質として海外、特にやはりアメリカに対する無意識のあこがれのようなものも強いのかと思います。そんな観点からハワイに日本人が多く訪れるのは理解できますね。
では同じアメリカ領のグアムやサイパンと比較したハワイはどうなんでしょう。そこは本国のアメリカ本土からの地理的要素が大きく影響してそうですね。アメリカ本土からグアムやサイパンに行くには何時間かかるんでしょう。自国というよりはよほどアジア圏というイメージになってしまいそうですね。それと比較してハワイは地理的に自国の観光地としての認識がより強そうです。なのでアメリカ資本での観光開発もより積極的に行われて世界的観光地として成り立ってきたのでしょう。日本からも7,8時間と旅行先としては特別遠いというイメージはないです。
そんな要素を考えるとハワイは日本人にとってバカンスの旅行先としてすべての要素を兼ね備えているんでしょう。

英語が得意ではない私としては日本語が通じる場面も多く、旅行の企画で現地のツアー会社とも日本語でメールが完了してしまうなどありがたい限りでしたが、他の国から来た観光客の人たちはどういう印象なんでしょうね。さらに感じたのは、10年後20年度には「中華人民共和国ハワイ省」なんてことに?

何にせよまたすぐにでも行きたいと思う素敵なところでした。

Gallery にハワイ-オアフ島で撮影した写真を多数Upしました

鉄人

2012.9.13

世の中で尊敬しているアスリートの一人が現役を退く。
まったく比べ物にはならないが、少しでもスポーツをかじっている私の素直な感想として、「続ける」ということがどれだけ難しいことか凡人ながらによくわかります。常にベストのパフォーマンスを発揮するために血のにじむようなトレーニングをし、身体のケアをし、ひたすらその繰り返しを長年続ける。さらに、年齢を重ねるにつれその重要性と難しさは高まっていくだけでなく、故障との戦いを余儀なくされる。
ここで忘れてはいけないのが、「続ける」という信念と意欲があったとしても、弱肉強食のプロの世界でそれを実践することがどれだけすごいことか。すなはちファン、チーム、球団からそれを認めてもらえるだけの結果を残さないといけない。並大抵のことではないでしょう。

ここのところは代打でも出場が多くなっていてこの先シーズン終了までどれだけ打席に立つことができるかわからないが、ファンはその雄姿を目に焼き付け、チームメイトはその背中を見つめ、そして本人はプロとしてその責務を全うしてくれるでしょう。
一時代を築いた一流のアスリートが去ってしまうのは寂しいが、これまで残されてきた偉業、ファンに与えた歓喜、背中に集まる尊敬の眼差し、そのすべてに賞賛と感謝の気持ちをもって去り際を見つめたいと思います。

政局

2012.9.9

初めにお断りしておきますが、私は政治については特別深い興味はなく、興味がないために知識も少ないです。
今回のタイトルで「政治」ではなく「政局」と表現している理由は単純です。今の国政では「政治」は行われておらず、ともすれば国民には実りのない「政局」ばかりが展開されていることに憂いてこのようなタイトルとしています。万が一「政治」が正常に行われているという意見があるとすれば、それは「政治」という言葉の語義が時代とともに変化してしまっているということに私が気付いていないことが原因かと思います。

9月8日、細野氏が代表選不出馬を表明したことを受けての民主党の渡部 恒三氏のコメント。
「伊藤博文以来、日本で一番若い首相とメディアが取り上げれば選挙に勝てるかなぁと思った。」

もともと渡部氏が民主党最高顧問としてメディアに登場するたびに違和感を感じることが多かったが、今回のこの発言には興味のない政治についてコラムを書こうかという気にさせられた。
もちろん国家・国民のため意義深い政治が行われたうえでの選挙戦略として政党の顔を選ぶのであれば大いに結構かと思われるが、政治が満足に行われずに政局ばかりが展開されたうえでのこの発言には苦笑いしか生まれなかった。極論すれば、選挙に勝つための選挙活動など不要なはずでは?政治が満足に行われていれば国民はその満足の結果を1票として投じます。いかに国民に評価されない政治が行われていたか、気付かないうちに自分で認めてしまっている結果としてのコメントなのでしょう。

衆院選がどのぐらいの時期にやってくるのかはわかりませんが、すくなくとも選挙を迎えるまで「政局」ではなく「政治」を行ってほしいものです。でなければ「政治家」を選ぶことができません。

2012.8.27

みなさんは車が好きですか?私は好きです。
ただ、車が好きと言っても最近の時代の流れからは逆流して、移動手段としての車ではなく運転手段として車が好きです。もちろん運転するのが好きだと言っても、結果として移動ができなければ車には乗らないでしょうけど。
今私が乗っているのはスバルのレガシィ(2010年式)。運転するのが好きだと言ったとおり、オートマではなくマニュアルです。レガシィと言えば走りを楽しむ車で、私も多くのレガシィファンと同じくこの走りには満足しています。
ところがこの6月に購入から2年が経ち、メーカーの1年点検を受けるためにディーラーに赴くと販売員からショッキングなことを聞いた。「レガシィのマニュアルは遂になくなっちゃいました…」と。確かにレガシィといえども生粋のスポーツカーではないし、よりスポーツ志向の車種としてインプレッサがあり、新たにBRZなども投入されたことを考えると4ドアで車格も十分なレガシィが走りではなく安全・快適な移動手段へとシフトしていくのは自然な流れなのかもしれない。ただ、車種ラインアップ全体を通しての販売戦略が大きく影響されるのは間違いないが、それだけではなく時代の流れとして人の車に対する価値観が少しずつ変わっていて、レガシィもその転換期を迎えてしまった(迎えさせられた)というのが実情なのでしょう。
自分の周りを見てもマニュアル車に乗っている人など皆無で、男性でも免許がオートマ限定という人もいるぐらいです。これだけ車が町に氾濫して渋滞や環境汚染が蔓延している現代社会では車を運転手段として楽しみたいという人が減っていくのは当然だと思いますが、何か寂しい。
のちのち車を買い替える時に手が届く値段でマニュアル車を買えればいいが。。。